フリーランスは結婚や妊娠などライフステージに関係なく、柔軟な働き方を選べるため、女性におすすめの働き方です。
近年、ライフステージに合わせて働けて、時間や場所に縛られない「女性フリーランス」に注目が集まっています。
フリーランスに興味はあるけれど、働き方や収入に不安を持っている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、女性のフリーランスにフォーカスし、女性フリーランスのメリットについて詳しく解説していきます。
フリーランスに向いている人や収入、課題や対策も合わせてご紹介します。
「気になっているけど挑戦する勇気が持てない」と悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
フリーランスとは?
フリーランスとは、特定の企業や組織に雇用されることなく、個人で仕事を請け負う働き方のことを指します。会社員との違いは、雇用契約を結ばず、業務委託契約を結ぶことです。
一括りにフリーランスと言っても、さまざまな職種があります。
・イラストレーター
・ブロガー
・プログラマー
・Webマーケター
・ネットショップ
・SNS運用
・投資
・カウンセラー など
クリエイティブな仕事を中心に、その他にもさまざまな職種があるのが特徴です。
女性フリーランス6つのメリット
女性フリーランスのメリットを6つご紹介します。
1.ライフステージに合わせた柔軟な働き方ができる
フリーランスは、ライフステージに合わせた柔軟な働き方ができます。
女性には、就職や結婚だけでなく妊娠・出産などのライフステージが大きく変化する時期がありますよね。
特に、以下のような悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。
「夫の転勤で、今の仕事が続けられない」
「家事や育児が忙しく、仕事を続けたいけれども難しい」
「子どもができて休職したけど復帰できるか不安」
フリーランスは、自分で仕事や働く時間を選べるので、ライフステージに合わせて仕事を続けられます。
2.時間や場所に縛られずに働ける
時間や場所に縛られない働き方ができるのもメリットのひとつです。
子どもが寝てからや、保育園に行っている間など隙間時間で仕事ができるため、女性フリーランスでも育児や家事との両立がしやすいでしょう。
また、旅行が趣味な方や海外生活をしている方でも時間や場所に縛られず、自由に働きたいと考えている人に合った働き方です。
3.努力次第で収入アップの可能性がある
フリーランスは自分の努力次第で収入がアップする可能性があります。
副職をしたい方も自分のスキルや知識を活かして、仕事を獲得し副収入を得ることができるでしょう。
また、クライアントから継続案件を獲得することができれば安定した収入が得られる可能性もあります。
4.ストレスが軽減される
会社に属さないフリーランスは、会社内のストレス原因に影響されにくいです。
とくに女性は会社の中で、以下のようなストレスを感じる方もいるでしょう。
・結婚や妊娠の時期について上司に質問される
・女性特有の人間関係のトラブルがある
・PMS(月経前症候群)や月経時の体調不良でも仕事が休みづらい
働き方にもよりますがフリーランスは基本的に個人で働くため、組織特有のストレスを受けないというメリットがあります。
5.年齢に縛られずに働ける
フリーランスには年齢制限はありません。
そのため、自分のキャリアプランに合わせて好きな年齢まで働くことができます。
いくつになっても、自分で仕事の内容や受注数を選び、経験を活かした働き方ができます。
6.税金面のメリット
フリーランスは、所得税の税負担を軽減できるという税金面でのメリットがあります。
女性に嬉しいメリットとして、化粧品を含む美容代全般は、業務に関係していれば経費として計上できる可能性があります。
節税になることがあるので家計にも嬉しいメリットです。
女性フリーランスの収入は?
女性フリーランスの収入についてデータを基にご紹介します。
データに基づいた女性フリーランスの収入事情
参照:フリーランス白書2020_フリーランス協会 (freelance-jp.org)
女性フリーランスの平均年収は、200万円未満が30.8%と多く、200万円~400万円未満が28.9%、400万円~600万円未満が17.4%、600万円~800万円未満が8.9%です。
一般的な会社員の労働時間と近い140時間以上では、年収400万円~600万円未満が22.7%と最も多いです。
女性会社員の平均年収と同等またはフリーランスの方が収入が多い結果となっています。
参照:フリーランス白書2020_フリーランス協会 (freelance-jp.org)
女性フリーランスの就業時間は、140時間以上が26.2%と最も多く、20時間以上が20.7%、100時間以上17.4%、60時間以上14.1%、200時間以上9.5%、20時間未満が9.2%、250時間以上が3.0%という結果でした。
女性は家事や育児との両立のためにフリーランスになる方が多いため、20時間未満など就業時間が比較的短い特徴があります。
フリーランスに向いている人の特徴
フリーランスに向いている人の特徴を紹介します。
セルフマネジメントができる人
時間・財務・タスク管理など自己管理能力がある人はフリーランスに向いています。
フリーランスは個人で案件を受注し、クライアントの指示を守って仕事を完了させる必要があります。
会社員のように働く場所や時間に縛られないぶん、徹底した自己管理が求められます。
自分の仕事に責任を持って、セルフマネジメントができる人はフリーランスとして活躍できるでしょう。
継続して学習する意欲のある人
新しい情報やスキルを継続して学習できる人はフリーランスとしての素質があります。
フリーランスの場合、仕事のためにスキルを身につけるには独学や研修・学習会への参加などの手段があります。
日々のお仕事のなかで自分のスキルを向上するためにも、継続して学習していきましょう。
コミュニケーション力がある人
自分から積極的にコミュニケーションを取れる人はフリーランスに適しています。
知人やフリーランス仲間からの紹介で仕事を獲得することもあります。
フリーランスと聞くと個人で仕事をしていて、人脈づくりのイメージが少ないかもしれません。
しかし、人脈づくりは、仕事に直結するほど重要です。
積極的に新しい関係性を築ける人はフリーランスになるうえでの強みとなるでしょう。
新たな挑戦や変化を楽しめる人
新しい挑戦や変化を楽しいと感じることができる人はフリーランスに適しています。
会社員からフリーランスに転向することも新しい挑戦のひとつですよね。
フリーランスとして仕事をするとき、今までの経験・知識・スキルを使うことも重要です。
どんなときでも自己成長に繋がる挑戦だというマインドを持って、仕事を楽しめる人はフリーランスとして活躍できるでしょう。
クライアントのニーズに応えられる人
クライアントのニーズに応えられる人はフリーランスとして向いてます。
ニーズに応え顧客満足度が高くなると、継続した依頼や次の仕事へと繋がる可能性があります。
クライアントの要望を的確に把握するためにしっかりと話し合い、仕事への迅速な対応をすることが大切です。
フリーランスの課題と対策
フリーランスという働き方を選択するうえでの課題と対策について解説します。
年収の不安定さ
フリーランスに転向するときに多くの人が不安に感じることが年収の不安定さです。
フリーランスは会社員と異なり毎月の収入が一定額ではありません。
そのため、継続案件をもらえる取引先をいくつも持っておくことでリスク分散がされるでしょう。
フリーランスは収入が変動する可能性があるため、リスク分散で安心して働き続けられる環境づくりが大切です。
時間管理の難しさ
時間管理はフリーランスとして働くうえで重要です。
自分で時間を管理しなければならないため、仕事やプライベートの時間管理を行うことが難しく感じる方もいます。
仕事をする固定時間を設けることで、集中して仕事に打ち込むことができます。
スケジュール管理アプリなどを活用して、細かい時間管理をするなど、自分に合った方法でスケジュール管理をすることが大切です。
まとめ
本記事では、女性がフリーランスになる6つのメリットや収入事情を解説しました。
また、フリーランスに向いている人や課題・対策についてもご紹介しました。
フリーランスは、ライフステージに関係なく、時間や場所に縛られない柔軟な働き方がしたいという女性におすすめの働き方です。
フリーランスに興味はあるけれど挑戦する勇気がでないという方の判断材料として参考になれたら幸いです。
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